『ゼロ秒思考』

本要約

今回は投資から少し離れた本の要約を書かせて頂きました。

赤羽雄二さんの『ゼロ秒思考』です。


メインテーマは『メモ』です。

僕も思考を整理するにはやはりメモがいいと思って実践しています。

その根拠と具体的な方法も書かれていますので、興味あれば是非読んでみて欲しいと思います。

それではよろしくお願いいたします。

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はじめに

いいアイデアが浮かんだけど忘れてしまったり、悩んでいるけど、結局考えがまとまらないということはないでしょうか?

実は人間の脳というのは一度に3つ以上のことを考えることが出来ません。

だから、思いついり考えたりしたことはメモしておかないと大抵はすぐに忘れてしまうのです。

本書ではこの無駄になっていた時間を削り、効率的な行動が出来るようになるようにアドバイスしてくれています。

即断即決をする

何か重要な決断であっても、すぐに決めてしまう方がいいと筆者は述べます。

何日もおいた方が考えた気になるし、いい結果が出るような気もするがそんなことはないのです。

これは結局、ただ決断を先延ばしにしているだけであることがほとんどです。

普段から様々な問題を自分で考える・調査することで瞬時に正しい決断が出来るようになります。

成功している人はみんな即断即決が出来る人です。

こういう人達は自分に関係する問題についていつも深く考えていて、他の人に質問や決断を迫られたとしてもすぐに適切な回答や判断が下せるのだと筆者は述べます。

常に思考を巡らせること。これが重要だということですね。

思考はメモをする

問題解決事案・悩み事・疑問に対する答えなど、どれだけ頭の中で考えてもまとまりません!

考えなどを整理するには「1分でメモに書き出せ」と筆者は述べます。

頭の中に留めておかずに、何でも書いてみる。

この時のポイントは、どんな汚い言葉や気持ちでもなりふり構わずそのまま思った事を書いてみる事が重要です。誰かに見せるものでもないので遠慮はいらないのです。

嫌なことの場合、書き出すことで気持ちがスッキリ整理されまた前向きになれることも多いです。

悪い感情を溜め込んでいてもいいことはないので、書くことでどんどん吐き出していくのがいいのです。

愚痴を周囲にまき散らすと周囲のテンションが下がったり、あなた自身が嫌われる原因にもなりかねないので書いて発散する方がいいということですね。

これは悩み事だけでなく、アイデア・疑問などなんでもOKです。

この時も言葉を選んではいけません。思いついたままを書けばいいのです。

言葉を選ぶ=思考を止めることになるのは良くないということです。

これによって思考も気持ちもどんどん整理されていきます。

具体的なメモの取り方

まずA4用紙を横置きにして、左上にタイトルを書いて下線を引きます。

あとはひたすら思いついたことを書けばいいのです。

また時間は1ページ1分以内をおススメしています。

制限時間を儲けることで、思ったことをそのまま書くことに繋がるということですね。

そして、A4サイズは筆者が色々試した末にたどり着いたサイズ感です。

個人的には自が小さいのでA6やB5くらいが好みです。

そして次にそのメモの内容を深堀していきます。

先ほどのメモの中の項目から、更にタイトルを取り出して一つ一つの項目について同じように深堀りしていきます。

それによってより洗練された核心的な考えが出てくるのです。

自分から出てきた答えに対して「Why」を繰り返していくことで、自分の本心にたどり着けるということですね。

自分の本心を理解していれば、それに合ったチャンスがあれば即断即決してすぐに飛びつけるのです。

メモはスマホなどのデバイスではなく、「紙に書く」ことを推奨しています。

デバイスでは他の情報も入ってきたりと気が散りますし、PCは起動の手間もあります。

図やイメージを書くにもやはり手書きが一番手軽です。

またノートよりもルーズリーフの方が後でカテゴリ分けもしやすくおススメされています。

そうすることで振り返りやすくするのです。

おわりに

いかがだったでしょうか?

メモについての重要性は色々な著書でも言われていますので、すでに実行している人も多いと思います。

僕もメモや日記は4年くらい前に始めましたが、その辺りから人生が変わってきたと思います。

もちろんメモの効果だけではないですが、きっかけになったとは確信しています。

皆さんにもぜひ実践してみて欲しいと思います。

また本書ではルーズリーフをおススメされていますが、僕はノートの方が使いやすいのでノートで行っています。

こういうのは継続しやすい方法が一番だと思いますので。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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