前回までの内容
長期計画
もちろん完全にその通りに行くわけではないが、ライフプランの概要は持っておく方がいいと考えています。
家族がいるのであれば、一人で決めるのではなく、皆で話し合うことも重要です。
意見のすり合わせは、将来的にも役に立つはずです。
こうやって外枠は作っておいて、毎年1回くらいは状況に応じて再度考察してみるのがいいと思います。
トレーディングなど
短期売買をするなら、最初は余裕資金(メンタル的に怖くならない金額)にしておく。
これは余剰資金と違います。
分かりやすいのは、実際に現金化してみて心がざわつかない金額ですね。
例えば口座から100万円下ろしてみて、実物を前に平常心でいられるかどうか?
現在の給与・生活の支払い・また株式投資にしても基本的には数字上のやり取りのみになっています。
どうしても実感が湧きにくいかと思うので、1回現金化して目の前に置いてみるのがいいと思います。
また記録を付けるのも非常に重要です。
勝敗率・利益幅・損失幅・トータルリターン・保有日数・含み益期間・含み損期間・売買理由・心境などをトレード日誌として残しておくことで、より確立されたルールと規律を作ることが出来るようになると思います。
※短期売買を推奨する訳ではありません!
他にもオプション取引やFX、暗号資産や不動産投資など他のスタイルにもチャレンジしてみたくなる人もいると思います。
もちろんやること自体は問題ではないですが、基本は仕組みを理解すること、感情を排除しルールと規律で運用することには変わりはありません。
流行っているからというだけで手を出すと、大抵はカモになるだけなので気を付けましょう。
『周りを見渡してカモがいないのなら誰がカモなのか明白である。』(ポーカーの格言)
ポートフォリオ戦略
中期から長期的な投資手法としてポートフォリオ戦略があります。
色々な資産クラスや銘柄分散をして、自身で投資商品を詰め合わせていくイメージです。
ここで組み合わせるのは相関係数が低いものの方が無難。
同じような業種、同じ地域、同じ通貨など、種族の分散も重要ですが、値動きが場面によって異なるものも併せておく方がいいということです。
ほとんど同じような値動きをするようでは、上がる時はいいかもしれませんが下がる時には一気に下がってしまいます。
資産クラスの分散とも言われますが、株式投資のみの場合でも、ある程度違う動きをする銘柄を組み合わせていくことで、自分の資産の増減幅(ボラティリティ)を小さくしつつ、右肩上がりになるように調整していけるのが理想です。
損切と利確
つみたてNISAやiDeCoで長期積立投資の場合、損切は気にする必要がないかもしれません。
ただ、次の段階では損切のルールも組み入れていかなければならないと思います。
損切のタイミングでこれが適切というのはありません。
これは個人の資金力やリスク許容度、想定投資期間などによっても変わるからです。
このポイントは経験から学んでいかなければならない部分ですが、短期投資であれば最大でも10%以下には抑えておくべきだと思います。(最初は5%以下くらいでも)
このルールを定めていき、迷うことなく一貫した投資を行っていかなければいけないのです。
途中で感情に流されて、ルール違反するのは規律違反です。
もちろん損切した直後に値上がりすることもありますが、そこで後悔していてはダメです。
むしろ買いのタイミングが間違っていたことを反省し、なぜタイミングを間違えたのかを考察しなければならいのです。
逆に損切後に更に暴落することもあるのですから(大抵の人はこっちを覚えていない)
この損切=負け方こそ中級者以上になるのに一番必要なスキルだと思います。
どんなに優れた投資家でも全戦全勝は出来ませんから、いかに上手な負け方を身に着けるかが重要だということです。
投資は1回ずつの勝ち負けではなく、最終的に資産が右肩上がりに増えていればいいわけですしね。
中期投資や長期投資の場合は、また違った基準を持ってもいいと思います。
ペイオフレシオをどこに設定するかにもよりますが、そこよりは損切ポイントは低くしなければならないかな?とは思います。
例えば10%のペイオフレシオを予想するなら、損切ポイント5%位にしておく方がいいですし、50%のペイオフレシオを予想するなら損切ポイント20%でもいいのかもしれません。
もちろんリスク許容度と運用期間によりますし、短期投資でペイオフレシオ50%とか100%は無謀なプランだとは思いますしね。
ちなみに僕の場合にルールの一部
・レバレッジETFは-30%でトレールストップ(ポジションの50%売)
・通常ETFは長期定期積立のため、売却は考えない
・個別株投資は決算判断と重大ニュースで売り判断&トレールストップ-30%(ポジションの50%)
売りに関してのルールは大まかにはこんな感じです。
短期投資ではないので、日足も参考程度に見ていますが、基本的には週足や月足も見ながらトレンドを眺めている程度です。
買いに関しては毎月末に定期買付&事前に決めた比率に合うように調整していくくらいです。
(続く↓)
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