それではこれまでの情報からどちらを優先していく方が良さそうか検討していきます。
両者の特徴で最も異なるのは以下の2点だと考えます。
①資金拘束の有無
②所得控除(節税)の有無
これらで意見が分かれると思います。
共通メリットは運用益にかかる税金の非課税がありますが、これはあくまで結果に付帯するメリットです。
上記でも触れましたが、運用結果が元本割れとなれば非課税メリットはない訳です。
そう考えれば、iDeCoの節税メリットは確実に受けられるのは強いと思います。
これなら『iDeCo』優先で良さそうにも思えますが、ここでネックになるのが「資金拘束」です。
iDeCoは「年金」と名が付くだけあって、投資目的が老後資金の形成です。
その為、現在一般的な定年である60歳までは資金を拘束されるのは仕方ないですし、逆に強制的にしてくれていることで、投資初心者にありがちな下手に途中で解約してしまわないというメリットとも考えることも出来ます。
といっても、個人によってライフイベントが起こる時期は異なります。
特に若年層は収入や生活防衛費、所得の源泉も限られますし、結婚や出産・育児・教育、マイホーム購入や引っ越し、親の年齢によっては介護資金も必要になるかもしれません。
もちろん年齢だけでも区切れません。
結婚や出産、住宅ローンを組む年齢もどんどん年齢の幅が広がっています。
なのでどんな年齢層の方でも有事の際に、資産がiDeCoのみだと資金拘束は大きな重荷となります。
(iDeCoも一応解約は可能ですが、条件がかなり厳しいです)
そう考えるとやはり『つみたてNISA』の方が優先すべきか・・・
やはり『つみたてNISA』と『iDeCo』は一概にどっちを優先すべきという答えは出なさそうです。
ですが、記事にするかには僕なりの結論は出さないといけないと思いますので、次のブロックで結論をまとめさせて頂きます。
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