S&P500の予想

200日移動平均線:4300付近を目標に下がると予想する人も多い。
9月に続き10月も下落の月になりそうです。
またS&P500のEPSコンセンサス予想も下落傾向にあり、既に決算を終えたNIKEやフェデックス、マイクロンなどの優良企業がガイダンスを下方修正しているのは怖いところです。
なぜならこれは2000年のドットコムバブルの始まりに似ているからですね!
落ちるナイフを掴みに行くよりはしっかり刺さった上で反発を確認してから買い向かうのが正解かなと思う展開です。
また市場は「金融相場」から「業績相場」へと移行しているので買いに行くにしてもしっかり業績を出している銘柄への投資がいいとは思います。
決算前に「これは大丈夫だろう」と買いに行くのは危険な行為だと考えています。
今はテクニカルよりもファンダメンタルズに比重を置く時期でしょう。
2022年は2020年~2021年とは全く相場感が変わってくると思います。
VIX指数の確認

VIXはまだ20台とそこまで大きな上昇はしていません。
これは投資家がまだ楽観的であることを表しているので、買い場という点で見ると一度30台まで上昇してくるのが通常の動きかなとは思います。
各種指標を確認したい
雇用統計
ここは結構重要になってくると思います。
小売業が大型の雇用再開を行っている一方で、航空業界などはワクチン拒否者に対して解雇通知を行っています。
予想を下回るようなことがあれば、各種インデックスは再度調整の可能性も高まります。
PCEデフレーター(個人消費支出指数)
実際の物価動向を反映しています。(FRBも重要視する数値)
消費者物価指数は8月前月比0.8% 予想0.6% +0.2%予想を上回りました
PCEも伸びてはいますが、前年同期比との比較で鈍化してきているのは懸念材料です。
エコノミスト予想値では伸び率は減少予想となっています。
この予想との剥離の大きけれれば市場は大きく変わると考えられます。
もちろんこの他の長期金利やGDP・石油価格など色々な指標が絡んで株式市場に影響を与えていきます。
「金利が上がったから株式は下がる!」のような単純な話ではないので、様々な角度から分析することが大事になってくると思います。
COVID-19関連情報

感染者数は未だ増加傾向にはありますが、死亡者数は横ばいになっています。
最近のニュースで、メルクのCOVID-19の経口抗ウイルス薬の第3相臨床試験の結果が好感され、ワクチン銘柄を始めとしたヘルスケアセクターが落ち込んでいます。
これは一時的なものになるとは思いますが、この薬剤の効果があれば経済回復&医療圧迫に大きな助けになると考えられます。
今後はこういった治療薬部門がポイントになってきそうですね。
おわりに
10月の相場感と直近の気になるニュースをまとめてみました。
あくまで個人的な感想も含まれますので、鵜呑みにせず気になる部分は是非調べてみて貰えたらと思います。
また投資はあくまで自己判断・自己責任でお願いします。
それでは本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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