2022年3月第1週 市場レポート

運用成績

こんにちは。yoshiです。

3月の最初の1週間も終了ということで、

今週も米国市場と人気投資信託の値動きなどをまとめていきます。

それではよろしくお願いします。

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S&P500・債券利回り・VIX

まずはS&P500種指数と長短金利そしてVIX指数を確認しておきましょう。

2月28日3月13月2日3月33月4日週間騰落率
S&P5004371.654306.264384.904363.504328.30-1.27%
米国10年債利回り(長期)1.8321.8761.9061.8541.741-11.40%
米国2年債利回り(短期)1.45821.33271.53201.32401.4919-4.96%
VIX指数(恐怖指数)30.0133.3230.5030.9032.06+15.99%

VIX指数が高止まりしている印象です。

まだ下がってきてはいないので積極的に買いにいける状況ではないとは思います。

徐々に下がってきて、最高でも25は下回ってくるまでは個別株に積極的に手を出さないようにしておこうと考えています。


長短金利差がかなり縮まってきています。

短期金利が長期金利を上回ってしまう状態を『逆イールド』と言います。

この状態になると景気後退局面(不況)に陥るというのが通説です。

こういった局面ではエネルギーや公共事業セクターが強くなる傾向にあります。

これは投資家が「守り」に入っている状態です。

エネルギーや公共事業は景気に左右されにくい上、配当金も十分に出している銘柄が多いので、ダウンサイドリスクが低いと考えられます。

同様に、生活必需品セクターもこういう局面では多く買われる傾向にあります。

個別株でポートフォリオ組むならこういった銘柄も入れておくべきですかね(…自戒)

主要指数 & YPF

指数(代表ETF)週間騰落率年初来2021年初来
DOW(DIA)-1.42%-7.62%+11.24%
S&P500(VOO)-1.50%-9.24%+17.20%
NASDAQ(QQQ)-2.74%-16.00%+9.05%
Russell2000(IWM)-1.98%-10.88%+2.67%
Yoshi’s Portfolio(YPF)-2.24%-29.13%+11.70%

今週は全体がマイナスなっています。

ウクライナ情勢の長期化の予想・3月の政策金利0.25%引上明言・原油価格の高騰などなど様々な動きのあった週でした。

まだまだ厳しい地合いが続きそうです。

2021年初来チャート

下落傾向はまだまだとどまることを知りませんね。。。

移り行く街並みを眺めて

幼すぎて消えた帰らぬ夢の面影を

すれ違う少年に重ねたい気分です。

といっても上がり続ける相場もなければ、下がり続ける相場もないことを信じてじっと耐え忍ぶ期間としておきましょう!

今より前に進むためには

争いを避けて通れない

(これ大丈夫なんかな・・・w)

セクター別騰落率

まだエネルギーセクターが強い週でした。

原油価格が一時1バレル114㌦を超える上昇していましたしね。

正直もうこれ以上はエネルギーセクターでは利ざやは取れないかと思っていましたが、全然予測が外れましたね。

逆に金融セクターは焼け野原です。

主要投資信託

ファンド名週間騰落率年初来2021年初来
e MAXIS Slim 全米株式(S&P500)+1.64%-8.35%+32.32%
楽天・全米株式インデックス(VTI)+1.52%9.03%+28.29%
e MAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)+0.65%-8.24%+21.57%
e MAXIS Slim TOPIX-1.67%-7.68%+4.28%
e MAXIS Slim 先進国REIT+2.59%-6.20%+40.09%

一転、投資信託は国内株式以外はプラスとなっています。

基準価額の遅れもそうですが、円の為替も乱高下しているのでその影響もありますね。

と言えどもやはりまだ年初から見ると弱いです。

2021年最後に駆け込みでつみたてNISAを始めた方にとっては厳しいスタートになっていることかと思います。

しかし最初にマイナスの方があとあと伸び代も大きいので、ここで『こんなはずじゃなかった・・・』とめげずにコツコツと積立を継続していってほしいと思います。

おわりに

ウクライナ情勢もかなり緊迫した状態となっています。

ロシアがウクライナ内の欧州最大級原子力発電所であるサポリージャ原発を攻撃。

攻撃されたのは訓練棟であったとはいえ、火災が発生しました。

敷地内に放射線量の増加はないというウクライナからの報告があったものの

これに対し、世界からも多くの非難の声が上がっています。

市場もリスクオフの傾向が強まったままです。

米国失業率は市場予測を若干下回りまり、平均時給も前年比+5.1%と予想以下となり賃金インフレの減速が示唆されています。

こういった経済指標から市場は反発するかと思いましたが、それよりも原発攻撃の警戒感の方が上回った形です。

リスクオフの動きから10年債利回りは大きく下がりましたが、グロース株は大きく下落。

金融セクターも大きく下げ、S&P500種指数としても下落の週となりました。


繰り返しになりますが、つみたてNISAやiDeCoを始めとしたインデックスファンドへの投資は長期投資が前提です。

長い投資期間でこうした下落相場も当然あって然るべきですので、この場面で相場から降りることなくコツコツと積立投資を継続していってほしいと思います。

実際2021年初から始めた人にとっては、まだまだ全然プラスのリターンが出ていますしね。

長期になればなるほど、マイナスになりにくくなっていきます。

短期的な値動きに惑わされずにじっくりと腰を据えていきましょう。

ということで、今回は以上です。

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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