下落相場でも落ち着いて

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こんにちは。yoshiです。

2022年1月3日に『4796.56Pt』という史上最高値を更新したS&P500

しかしそこから、政策金利の上昇・金融緩和の縮小・高インフレ・サプライチェーン問題

ウクライナ問題・新型感染症による中国など再ロックダウンなどなど

様々な問題が市場を席捲し、指数は2022年5月22日現在で3901.36Pt』と大きく下落しています。

これは下落率で見ると、『-18.66%』となります。(下、直近1年間チャート)

Yahoo Finance

日中に一時『-20%』の大台を突破したことで、米国市場は弱気相場入りをしたとも言われます。

今回はそんな相場で「本当にインデックス投資を積立し続けて大丈夫?」という不安に思う方へ、

少しでも落ち着きを取り戻せる内容になればと思い書いてみます。

それではよろしくお願いします。

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S&P500種指数の歴史

米国株インデックスに投資を始めようと思った方の中には、最初にこのような話を聞いたこともある方は多いのではないでしょうか?

『米国株は長期に渡って右肩上がりの成績を残しているから、長期投資であれば大丈夫!』

僕も過去記事で何度か触れていますが、実際にこういった下落相場に巻き込まれると、疑心暗鬼になってしまい、「やっぱり投資なんてしなきゃよかった・・・」と思う人も増えると思います。

こういった場面だからこそ、今一度米国株の実績を振り返っておくべきだと思います。

これはS&P500種指数の2000年から現在までのチャートです。

これまで一直線に成長してきたわけではなく、上がったり下がったりを繰り返しながらも、しっかり成長していることが見て取れると思います。

実際に2000年1月3日の始値は『1469.25Pt』です。

現在、下落しているとは言え『約2.65倍』にまで成長しています!

ただ俯瞰で見ているだけだと、どうしても過去の暴落のイメージが湧きにくいとも思います。

上のチャートを見ても「コロナショック(2020年)」や「リーマンショック(2008年)」は見て取れる人も多いと思いますが、他の暴落はよく分からないって人もいるかと思います。

そこでここに少し「しるし」「出来事」を足してみます。

S&P500暴落の軌跡

しるしを付けた以外にも下落局面はありますが『○○ショック』(勝手に命名したのもありますw)

のような大きな下落は直近の約20年でも何度も起こっています。

しかしたった数年でそれまでの最高値を次々と更新してきているのです!

この過去実績を見て投資を始めたって人も多いと思います。

しかし、実際に暴落に出会ってしまうと慌ててしまいますよね。

そういった時に過去の出来事を再確認することで冷静さを取り戻すことが出来るかもしれません。

上のような20年以上の俯瞰チャートで見ると分かりにくいので、

次に5年区切りのチャートを示してみます。

5年間刻みで見るS&P500種指数

2000-2004年

この期間はITバブル崩壊により、ここ最近では最も長期に渡って下落トレンドとなっています。

2003年3月頃にボトムを付け、そこから反発していますが、2004年末の段階では2000年頭の価格を超えることは出来ていません。

ここで、

『下落している時に投資を始めなくても、底を付けた時に買い始めればいいんじゃないの?』

という意見もあるかと思います。

それはごもっともなんですが、それはその先の未来を知っているから言えるだけであり、

今を見ても分かるように大底が来て、ここから反発するタイミングは誰にも分かりません。

今がボトムだ!とか言って、後に当たったという人が出てくるとも思いますが、

それは基本まぐれです。

タイミングを読む投資は、我々一般個人投資家は辞めておくのが賢明だと思います。

それよりは時間を味方に付けたいので、『今』こそが始め時だと考えますね!


2005-2009年

ここはサブプライムローン問題・世界金融危機の期間ですね。

S&P500種指数が約半分まで下落するという、ものすごい下げです。

ここでの大底は2009年3月で700Ptを切りました。

しかし、そこから反発して2005年初頭に近いレベルまで戻しています。


2010-2014年

この期間は特に目立った暴落はありませんでした。

強いて上げるとすると、2011年8月に-15%程の下落がありました。

これは表面化したギリシャ危機や東日本大震災以降のエネルギー価格の高騰などにより、米国経済の先行きの不透明感からの下落でした。

新興国ブームの終焉もこの辺りでしたね。


2015-2019年

この期間は目立たない下落が何度か起きています。

2015年8月に約-10%、2018年1月に約-9%、2018年9-10月に約9%と上下動を繰り返しています。

ただこういった調整や下落がありつつも5年間で『約1.67倍』のリターンを出しています。

こういった強さが米国株に期待するところですね。


2020-2022年

最後に短い期間ですが、こちらを再確認しておきましょう!

2020年の大きな下落は『コロナショック』です。

下げ幅はおよそ20%で丁度現在の下落幅と同等でした。

この時の底値が約2240Ptです。

そこから年末にかけて大きく回復し、およそ2年間で『約2.14倍』と驚異的な回復と成長を見せつけてくれました。

ただやはりこの成長は政策によるバブルでもあり、その反動が現在の下落を招いています。

もちろん世界情勢の急変などの影響も大きいです。

今後の投資戦略

現在の下落がどこまでいくのかは誰にも読めません。

繰り返しになりますが、タイミングを計る投資にたまたまの成功はあっても絶対はないですし、むしろチャンスを逃すリスクも多大にあります。

今回、この3-5年間という短期のチャートを見せたのは、こういった下落は歴史的に見て何度も起こっていることを再確認して欲しかったからです。

そして、その下落を乗り越えて最高値を更新してきた歴史も再確認して貰えたと思います。

こうした下落局面では様々な悲観的な意見が飛び交い、逃げ出したくなることもあると思います。

しかしつみたてNISAやiDeCoといった投資は、

『将来の為の長期投資』

『大怪我に繋がらない余剰資金での投資』

が前提であると思います。

逆に、

『1年で資産を5倍10倍にしたい!』

『生活防衛費も教育費も関係なく全額ぶち込む!』

っていう人はそもそもが投資目的や手法がズレていますからね!


今後の投資戦略としては、特に変えることなく

『定期定額積立投資』

結局これでいいと思います!

個人的には投資資金に余裕がある人、且つある程度積立投資にも慣れてきた人であれば

『-5%ルール』などの戦略もいいと思いますし、

投資信託やETFでの投資法 -5%ルール
投資塾のYOU先生の動画で紹介されていたマイナス5%ルールの概要を紹介しています。 指数確認方法なども併せてご紹介しています。

発動条件を待たずとも、毎月や毎週の積立額の増加をしていくのも一手だと思います。

実際僕は現在、毎月の積立金額を増額しています。

20年30年後に増やすためには、こういった安くなった場面でいかに拾えるかも重要になってくると考えています。

もちろん、まだ投資に慣れていない人はコツコツ定額積立がいいと思います。

これからまだまだ下がる可能性もありますし、そうなった時にまたメンタル凹んでも困りますしね!

投資はあくまで自己判断・自己責任お願いします。

おわりに

いかがだったでしょうか?

最初のうちはどうしても毎日の値動きが気になって、つみたてNISAの画面にログインしちゃう人も多いと思います。

そして見るたびにマイナスが増えていく恐怖、、、分かります。

僕が投資を始めたのは2010年くらいなんですが、結構な期間マイナス状態でしたからね。

そこから段々見なくなって、2015年くらいになったらまあまあプラスになってました!

なのでやっぱり投資成果は気にしすぎず、日々の仕事に集中しておく方が色々いいのかなと実感しております。

それでは最後に超俯瞰のS&P500種指数チャートを振り返って終わりにします。

2000-2022年
1985-2022年

ちなみになぜ下図が1985年からかというと、yoshiの生まれ年だからです。

(定期預金じゃなくて、S&P500に入れておきたかったお年玉たち。。。)

1985年1月:約 180 Pt ➡ 2022年5月22日 : 約 3900 Pt およそ22倍!

やはり投資期間こそが最強の武器ですね!


まあ株式市場は上がったり下がったりするのが通常運転ですので、

足元気にしすぎずに淡々とやっていきましょう!

あと今回はS&P500種指数で見ていきましたが、全世界株式でも同様です。

むしろ本質的に地域分散出来ているので、初心者さんには全世界株式インデックスファンドの方を推奨しています。

地球が滅びなければ、人類の経済成長はきっと続く!

ということで今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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