バランスファンドについての山崎元さんの見解

投資

『初心者向きはウソ バランスファンドの7つの注意点』

楽天証券の投資情報「トウシル」で連載されている山崎元さんのコラムでこのようなタイトルがあったのでご紹介します。

僕もかつてバランスファンドについての記事を出しましたが、こちらのコラムにかなり共感したので、まとめ&感想を交えながらご紹介してみます。

実はこの山崎元さんの記事は2017年11月21日に公開されたもののようです。

それがなぜこのタイミングでなぜ再掲載されたのか?

おそらくですが、これは今つみたてNISAを始めている初心者の方が「何となく」バランスファンドを選んでしまっている傾向が強いからだと思います。

バランスファンドって耳障りがいいんですよね。

僕も投資を始めたばっかりの時はバランスファンドに投資をしていましたw

そもそもバランスファンドとは、株式や債券、REITなど複数の資産クラスを含むファンドのことを指します。

バランスファンドの歴史は長く、山崎元さんが投資信託のファンドマネージャーになった時に最初に担当したのもバランスファンドだったそうです。

当時のバランスファンドは、撮り得る戦略の選択肢が広く、楽しい仕事だったらしいです。

しかし、今日のバランスファンドは個人投資家にとって良い運用対象だとは思えないと山崎さんは言います。

これは僕も同意見です。

この辺の理由もかなり同意する内容であったので、ご紹介してみようと思いました。

それではよろしくお願いいたします。

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①バランスファンドは本当に初心者向けなのか?

多くのバランスファンドで、アセット・アロケーション(資産配分)の決定や調節をファンドの側でやってくれるので、こうした意思決定や調節に慣れていない投資家にとって気楽な面はある。

ここで株式:債券=50%:50%のバランスファンドを例に挙げている。

このファンドに200万円投資している投資家は、運用報告書などを見て、株式への投資比率が50%なら、「株式に100万円投資しているリスクを取っているのだな」と把握することができる」

「株式に100%投資するファンドの半分くらいのリスクだ」と思うしかない。

中身を把握して運用するにはバランスファンドではなく個別の資産に投資するファンドに自分で金額を決めて投資するほうが良い。

また、中身が把握できていない状態で漠然とバランスファンドに投資することがいいとは思えない。

株式にしても債券にしても、その中に何種類もの商品があるわけですので、中身をしっかりと調べることが出来るレベルの投資家でないと、バランスファンドは選ぶべきではないと僕も思います。

②複数口座におけるバランスファンド

投資を始めたばかりや、そこまで相場に張り付いて見たくないという人は、つみたてNISAやiDeCo、そして特定口座で投資信託を運用する人が多いと思います。

この場合、複数口座で自分の最適な運用状態になるようにコントロールしないといけない。

そこにバランスファンドを混ぜると、自分のPFの中身が把握しにくくなる。

ここは①にも繋がる部分だが、初心者には難しいプランになると思います。

また、つみたてNISAやiDeCoはリターンに対する優遇税制があるので、バランスファンドに投資してしまうと、優遇メリットを最大限には活かせないとも思うのも同意します。

この辺はリスク許容度にもよるので絶対ではないですが、特定口座まで利用するような場合は、つみたてNISAやiDeCoは株式100%、特定口座で他のアセットクラスを選択する方がいいと考えます。

③資産配分に期待できるか?

バランスファンドの売り手は、「素人には難しいアセット・アロケーションを、プロに任せることができる」とセールスするが、プロであっても、株が上がる前に株式への投資比率を増やすような「マーケット・タイミング」を適切に判断してリターンを追加することはできない、というのが、年金運用など機関投資家の世界の常識だ。

バランスファンド(プロ)を盲信してはいけないと思います。

個人的には、現在であればまだウェルスナビなどのロボアドの方がいいような気はしています。

④資産配分が固定ならいいのか?

8資産均等型や4資産均等型のように、構成比率固定型なら中身が把握しやすく便利ではないか?という意見もあるが、バランス固定であっても、課税が優遇される口座に債券を含む商品を持つのは無駄だし、債券部分の運用に関しても手数料を払うのは余計ではないか。

この辺も完全に僕も同意見です。

繰り返しになりますが、つみたてNISAやiDeCoで株式、特定口座で債券ファンドやREITファンドを自身で組む方がいいと思います。

⑤現在の環境での債券部分

今は史上まれに見る低金利時代です。この状態で債券に投資する妙味がかなり低くなっています。

実際に債券ファンドを見ると、最終利回りが0.1%程だったり、あるいはマイナスのものまであります。

債券利回りが3%以上まで戻ってくれば、投資価値もあるかと思うが、今はバランスファンドなどを通じて無駄な債券ポジションを持つのは賢い選択のようには思えない。

但し、株式100%が怖いという投資家は20%以内程度の債券組み入れはありだとは思います。

⑥iDeCoやNISAに向くか?

前述したようにつみたてNISAやiDeCoはリターンに対する優遇税制があるので、期待リターンの高い資産に集中する方がいいと考える。

どうしてもバランスファンドに投資したのであれば、これらを満額投資した上で特定口座で始めるのがいいと考えます。

また、iDeCoや企業型DCにはターゲットイヤー型とかいう商品もあるが、同様の理由でお勧めはしません。

⑦手数料は妥当か?

8資産均等型は0.28%と、株式インデックスファンドと比較して割高です。

債券部分の運用にも手数料が掛かっていることを考えると、やはり不要だと考えます。

債券入れるなら、国債変動金利10年満期を持つ方がいいという山崎さんの考えにも納得です。

またETFならもう少し割安な手数料での保有が可能なので、そちらもありかな?とは思いました。

※バランスファンド擁護者の意見

最後の山崎さんの意見

①リスクの調整が投資金額で出来ることを分かっていない

②バランスファンドを持っても投資家がアセット・アロケーションの問題から解放されないことを分かっていない

③株式と債券のリスク分散効果について過去30年程度のデータを当てはめようとしている

④たぶん過去の著作や発言などでバランスファンドを勧めたことがあるので引っ込みがつかない、といった理由を持っているものと推測される。厳しすぎる言い方かも知れないが、彼らは、他人に運用のアドバイスをするには不適格!

新たな気付きもあったのでご紹介させて頂きました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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