世界に一つしかない『黄金の人生設計』

本要約

今回も橘玲さんの書籍を要約させて頂きます。

初版は2003年11月21日と発行から17年以上経っている本です。

しかし、今読んでも大変為になる本だと思います。

むしろ、この本の内容がそのまま現代に当てはまっているのではないかとも思います。

こちら『kindle unlimited』に入っていますので、契約者の方は追加料金なしで見れます。

それでは、よろしくお願いいたします。

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構成

第1部 不動産は人生にとってほんとうに必要か?

第2部 6歳の子どもでもわかる生命保険

第3部 ニッポン国の問題

第4部 自立した自由な人生に向けて

本書は四部構成となっています。

僕が今回取り上げるのは、主に3部と4部です。

不動産や生命保険についても読みたい。という人は是非本書を読んでみて下さい!

はじめに

2019年に向けては減少傾向にありますが、

日本の自殺者数・自己破産件数は2013年当時はピークでした。

また、終身雇用制度の実質的廃止は、能力主義と容赦ないリストラへと変化していきます。

「終身雇用を守っていくのは難しい」トヨタですら苦戦するシニア人材活躍と終身雇用の在り方 (geppo.jp)

『懸命に働けば、誰もが報われる』

そんな世の中とは言えなくなっています。

そんな時代に必要なものこそが、世界に一つしかない『黄金の人生設計』=自分だけの人生の設計図を描く知識と技術であると筆者は言います。

『汝、人生を前向きに語るなかれ』

国家にも企業にも頼ることは出来ない世の中。

現在のあなたは国家や企業などの第三者に依存していないでしょうか?

自分自身に依って立つことが出来ていますか?

日々の生活の糧を第三者から与えられながら、人は自由に生きることが出来るだろうか?

国家にも企業にも依存せず、自分とその家族を守ることの出来る資産を持つこと。

いわゆる経済的独立をしなければならない。

真の自由とは『経済的独立』の先にあるものなのです。

この本で伝えたいたった一つのこと

『誰もが限られた時間の中でかけがえのない、ただ一度の人生を作り上げていかなくてはならない』

自由とは

近代的な自由は、『成功も失敗も全てあなた自身が一身に負うべき』ということです。

ただし、誰もが自由に生きられるわけではありません。

それは、我々が自由な個人であるとともに、社会の中でしか生きられないからです。

社会というのは人と人との関係から成り立ちます。

ということは、あなたの周りの人達もあなた同様に『自由』に生きる権利を持っているということです。

自分の自由と他人の自由は全く等しい価値なので、複数の個人が相反する権利を主張するということは、お互いに譲歩して利害調整をしないといけない訳です。

そのためのルールが『法律』であり、ルールを作る仕組みが『政治』であり、それが正しく作られ、守られているかチェックする仕組みが『裁判所や警察・検察』です。

『無数の自由を調整するために不自由になるという構造』

『それと共に巨大化する個人を管理する社会システム』

自由になるほど不自由になる…これが近代社会の大きなパラドックスです。

法律以外のルールとして、社会的ルールがあります。

これは各国や地域でも異なってきます。

日本で言えば、学歴、結婚観、男性らしさや女性らしさ、思想的なことも、最近では変わってきている部分もありますが、日本という国が置かれた状況に人の大きな部分を規定されています。

少子高齢化も自分だけではどうしようもない問題の一つです。

これにより年金制度や社会保障費の問題が発生している訳です。

日本国債も同様です。

国債返済の原資は税金頼りなので、増税は必須事項なのです。

発行後から既に消費増税などがありましたが、今後も増税は継続するでしょう。

このように日本が置かれた状況と、自分たちの人生に及ぼす影響について冷静に分析しなければなりません。

こうした、土台となる制約が我々の人生の約8割を占めていると筆者は言います。

よって我々は残りの2割でポジティブに生きていかなければなりません。

土台の社会的構造が分かって初めて、人生の設計が可能になるのです。

日本の将来

『終身雇用制の崩壊』

『年功序列システムの崩壊』

『メインバンク資本主義の崩壊』

※メインバンクが企業運営を丁寧に面倒見ることで成立している資本主義

これにより、国内企業も市場競争にさらされていく(まだ全部とはいえない?)

『失業率の上昇と再就職のしにくさ』

『不動産価格の大幅下落』

『年金制度の破綻』 ※なくなるわけではないが、実質的に減るのは確実

『健康保険制度の破綻』※健康保険料や医療費個人負担の大幅な上昇

『増税』

こんな状況にあるからこそ、国家や企業に頼ることなく自分の人生を設計する知識と技術が必要になるのです。

その先に繋がるのが『経済的独立』であるのです。

FIREが流行るのは必然だったのかもしれませんね。

経済的独立

これはお金を他者に依存しなくても済む状態です。

これにより、やりたい仕事を選べ、やりたくない仕事はしないで済むという自由は手に入れることが出来ます。

究極、全く働かなくても良いとも言えます。

特に公的年金制度の破綻の可能性を考えるのであれば、人生の最後の目標は誰にとっても『経済的独立』とも言えます。

では60歳から65歳までに経済的独立することが『黄金の人生設計』なのか?

そんなことはないのです!

働くことが物理的に不可能になった時点で経済的独立することは、『最低条件』でしかありません。

出来るのであれば早ければ早いほど方が良いとも言えます。

米国の若手ビジネスマンの間では、少しでも早く経済的独立を達成することが人生の第一目標になってきています。2021年現在では日本でもその波が来ています。

そして経済的独立を達成すれば、その後の人生は自由に選択すればいいわけです。

日本人の多くは、この『最低条件』を『最終目標』と取り違えていたのです。

我々も遅くとも40代で経済的独立を達成できるように、人生設計を根本的に組み直す必要があるのです。

それに失敗した時に『最低条件』である65歳までの経済的独立が出来るようにリスクヘッジした設計にしておけばいいのです。

経済的独立を達成するために

それでは我々はどのように経済的独立を達成すればいいのでしょうか?

基本的な基準は『資産×運用利回り』です。

まずは自分やその家族に必要な生活費はいくら必要なのかを知る必要があります。

例えばそれが、月50万円・年間600万円必要だとします。

すると、毎年税引後に600万円の利回りが得られる金融資産が必要ということです。

税金を切りよく20%とすると、税引前に750万円必要になります。

世界株式インデックスの平均利回りが5%程度とすると、1億5000万円の金融資産があれば到達できる計算になります。

ただ、600万円必要だというのは子供の教育費がまだかかる世代やある程度裕福な生活水準を維持したい場合とも言えます。

例えば、夫婦2人で月々25万円、年間300万円あれば十分だという場合であれば、平均利回り5%としても、金融資産が7500万円で達成と言えるわけです。

この辺は個々のライフプランにもよりますね。

また、こういったプランはFIRE関連の本に詳しく載っていますので、またご紹介していこうと思います。

ただここで

「いやいや!7500万円もどうやって貯めるの?」

多くの人はそう考えると思います。

それに対して筆者は言います。

『そんなこと私にはわからない』

収入を増やし、支出を減らして、高利回りで運用する。

原則に従うだけなので、それはその通りですよね。

むしろこうすれば簡単にお金持ちになれるよ。なんて話は99.99%詐欺ですしね。

経済的独立に必要な資産額を把握することが出来たら、あとはそれを目標にしてどれだけ頑張れるか?ということですね。

本当に経済的独立を達成したいのであれば、頑張れるはずです。

おわりに

いかがだったでしょうか?

10年以上前の作品ではありますが、今でも十分に参考になると思います。

むしろ、ここで指摘されていることが現実化している気がします。

経済的独立は僕の目標でもありますし、そのためには『稼ぐ力』が最も重要です。

年収1億円とかあればすぐ達成!ですしね。

ただこのプランは再現性がないですし、確率もかなり低い。

僕を含め、一般的な収入の範囲ではプラスαで『増やす力』も重要になります。

しかしこれもなかなか難しい。

勉強したからと言って上手くいくものでもないですからね。

ただ最低条件をクリアするなら現在では『インデックス投資』で長期積立という最適解があります。

これで、最低条件をクリアする土台を作った上で、更に早く経済的独立を達成するためにどうするかが重要になってくると思います。

(20代から資産形成に取り組んでいる場合は、もっとリスクを取ってもいいかもしれませんが)

僕自身もまだまだ方針が安定していませんが、そろそろ自分のやるべきことが見えてきたような気はしています。

この辺りはまた資産運用報告の記事などで書いていこうと思います。

とりあえずの目標金額は金融資産1億円!(…出来れば2億)

スモールステップを設定しモチベーションを保ち、いち早く達成できるように頑張ります。

ただ僕の場合、FI(経済的独立)が出来ても、RE(早期退職)するつもりはないですが。

まずはFI目指します!

それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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