株式投資の保有期間とリスク

投資

こんにちは。yoshiです。

最近、ジェレミー・シーゲル教授の『株式投資の未来』『株式投資』の2冊を連続読破しました。

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長期投資のバイブルとも言われる本ですので、読んだ方も多いと思いますが、私を含めた初心者にもお勧めだと思いますので、興味ある方はぜひ読んでみて下さい。

その中から、今回は株式と債券の保有期間とリスクについての内容がとても印象深かったのでご紹介していきます。

一般に株式はハイリスク、債券はローリスクであると言われます。その実際をシーゲル教授がデータで示していて、とても興味深い結果でした。

それでは、よろしくお願いいたします。

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保有期間とリスク

まずはこちらの表をご覧ください。

株初心者ブログ│長期保有のすすめ→株初心者が安定的にお金を増やす方法
出典:株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド P23

こちらは、1802年以降の保有期間(1~30年間)ごとに、株式、長期債、短期債の実質利回り(インフレ調整後の最高値と最低値)を示したものです。

株式の利回りは、米国大型株から小型株を広範にカバーする時価総額加重平均指数(VTIに近い)を対象とし、配当とキャピタルゲイン(ロス)も加味した値を使用しています。

これを見ると、保有期間が10年を超えるあたりから株式リスクが債券リスクを下回ることが確認できます。確かに、1・2年の短期スパンで見ると、圧倒的に株式のリスクの方が高いですが、保有期間が長くなるにつれて、株式のリスクが低下しています。

ここで重要なのは、株式を17年間以上保有すると、債券と異なり、実質ベースでは損失が出ないということです!長期間にわたって株式投資を続ける方が債券投資よりもリスクが高いと思いこんでいましたが、実際は全く逆であるということは目から鱗でした。

私は、既にポートフォリオ戦略の中に債券ETFを組み入れてしまいましたが、この表を参考にするならば、10年目くらいまでは債券をこのまま保有し、そこから完全に株式100%に組みなおす方がいいという結果になります。

運用期間が長くなり、資産額が増えてきた段階でリスクを抑えるために債券比率を増やすのがセオリーだと思っていましたが、これが真逆であったとは…。(あくまで過去データの話ですが)

しかしここまでのデータで見せられると、考えさせられますね。

株式と債券の利回りの相関

債券の平均利回りは株式には劣りますし、長期保有でリスクも逆転します。

ただ、債券と株式が逆相関の関係にあればリスクはより減らせるのは間違いないと思います。

現状、債券と株式の相関係数が0.7付近と割と強い正の相関関係にあることから、リスク分散の効果は薄いのかもしれませんね。

こう考えると、やはり債券を組み入れるなら最初の10年間で、運用比率10%程度で行こうかな?と考えます。

インフレ率との関係

債券は株式とは違い、政治経済の動向に大きく影響を受ける。これは、債券利回りがインフレの影響を受けるためです。(インフレ率が債券利回りを上回ればマイナス金利となる)

そうすると、インフレ率が高い局面では、債券は長期的なリスク分散には適さないとも言えそうです。

ただ、物価連動国債もありますから、そちらであればインフレリスクは回避できそうです。

逆に株式はインフレの影響がないとは言えませんが、実質資産であるため、インフレ率に合わせて連動しますので、影響は少ないといえます。

望ましい資産配分

ポートフォリオの作り方をリスク許容度から考察 | アメリカ株でアーリーリタイアを目指す

これから見ると、やはり株式の保有期間が長くなるにつれて運用比率を高めていく方法が推奨されています。

世間で言われるポートフォリオ戦略の比率とはまるで違いますね。よく聞くのは株式比率は『100-年齢」という意見ですが、保有期間が長くほどに株式比率を高めるということは全くの逆意見ということですね。

結論

短期投資では株式のリスクが債券よりも高いのは明らかだが、過去のデータを分析すると、長期投資では逆のことが言える。(中略)過去のデータから学べることは、30年物の米国債の実質利回りよりも、普通株を組み込んで分散化させてポートフォリオを30年間保有する場合の購買力の方がはるかに安定しているということである。

引用:株式投資 ジェレミー・シーゲル著 P35

私は資産配分表で見ると、『リスク選好派』の分散方法が一番しっくりくる比率かなと感じました。

早々に判断はできませんが、年内はジタバタしながらも、スタイルを固める期間と位置付けてますので、これらの意見も参考にしつつ、自分なりのポートフォリオ戦略を完成させていこうと思います。

それでは、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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