iDeCo 楽天証券編② 国内債券・国内外REIT・金

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では、前回の続きです。
今回は第2弾ということで、国内債券・国内REIT・海外REIT・コモディティの解説をしていきます。

それでは、よろしくお願いいたします。

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たわらノーロード 国内債券

純資産額:158億円 買付手数料:0円 管理費用:0.154%

やはり債券は堅いイメージからか根強い人気がありますね。

国債80% 地方債7.7% 特殊債券6.9% 社債 4.3%と公債がほとんどですね。
債券の特性上、大きなリターンは得られません。またチャートは債券に対する分配金再投資であるのでトータルリターンでこれくらいということですね!

ただ、特に注目してもらいたいのは、2020年3月ですね。コロナショックの影響がほぼないくらいに見えますよね。このディフェンス力が人気の理由です。

しかし、現在の超低金利時代では配当利回りが得られず若干右肩下がりの状態になっています。

個人的にはiDeCoやつみたてNISAは非課税メリットや節税メリットがある分、少しリスクをとってもいいと考えています。なので、こういった債券で得られるボラティリティ(変動率)に対するリスクヘッジは特定口座で行えばいいと思っています。
iDeCoやつみたてNISAでは株式一択もしくはRIETを混ぜる事でいいかなと思います。

こんな事を言ってしまうと今回の解説は無駄にも思えてしまいますが、それでもリスクを減らして安定運用にこだわりたい方もいると思いますので続けます。

ただし、債券を組み入れる場合に一番見ないといけないのはこの『最終利回り』です。
これは債券の価格変動とクーポン(配当利回り)から算出される投資家が最終的に得られる利回りですね。
この商品の管理費用が0.154%で最終的利回りが0.13%になりますので、持っているだけで資産が0.024%は目減りしていく計算になってしまいます。

この債券の特性上、金額の大幅上昇は期待できないことから、この商品を組み入れるなら、金利が戻ってくるタイミングでないとダメだと思います。

明治安田DC日本債券オープン(DCしあわせ宣言)

純資産額:156億円 買付手数料:0円 管理費用:0.66%

こちらは社債も組み入れている分、リターンが少し高くなっています。
債券の利回りは発行元の信用度によって変わってきますので、国や地方自治体よりも企業の方が高くなる傾向にあります。

それでもここ最近の最終利回りは0.5-0.6%と管理費用を下回っていますので、この商品もまだ選択肢には入ってこないかなと思います。

三井住友・DC日本リートインデックスファンド

純資産額:29億円 買付手数料:0円 管理費用:0.275%

RIETに関しては僕は詳しい方ではないので、これを機に勉強しているのですが、不動産の投資信託ですね。商業ビルやホテルなどRIETの中でも分類があるようです。
今回のコロナショックで特に打撃の大きい分野ですね。

個人的な意見でしかないのですが、リモートワークの拡充、ムーンショット目標など不動産に対してはネガティブなニュースしかないので手も出さず、勉強もせずにいました。
チャートを眺めてみても、なかなか厳しい状況ではあるので僕自身が選ぶことはないのですが、不動産業界への期待をかける人は選んでもいいのかなと言うくらいですね。

ちょっと個人的にはおススメはしません。

野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)

純資産額:500億円 買付手数料:0円 管理費用:1.045%

こちらは分配金の出るタイプのRIET商品のようです。そういった理由からか純資産額も多いのでしょう。設定来のパフォーマンスも三井住友に比べてかなり大きいようです。
しかしコロナショック後はどうしても不調ですね。

今後の社会情勢次第ですが、iDeCoで国内RIETを選ぶならこちらの方が良いのかなと思います。

三井住友・DC外国リートインデックスファンド

純資産額:69億円 買付手数料:0円 管理費用:0.297%

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世界に分散した不動産投資ですね。地域ごとにパフォーマンスは大きく異なるようです。とはいえ株式同様に米国の比率が大きいのでほとんどの動きは米国にひっぱられています。

こちらも国内同様にコロナショックの影響を大きく受けています。
今後の社会情勢を予想するとやはり厳しいのかなと考えます。

シェルター事業などには期待はあるかもしれませんが、未知数ですね。
やはり、世界に舞台が移っても僕はRIETは敬遠しますね。

ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)

純資産額:37億円 買付手数料:0円 管理費用:0.895%

こちらは金価格に連動した商品になります。
現在の純資産額は低いですが、今後は伸びてくるんだろうなと予想します。

ただ金の最大の弱点は『複利効果がない』ことですね。
分配金も何もありませんので、単純な価格変動のみの評価になります。

これだと長期保有とつみたてNISAやiDeCoでの非課税メリットが薄れてしまいますので、金をはじめとしたコモディティをアセットアロケーションに組み込むならば特定口座でいいかなと思います。

金はドルの代替資産としてとらえられています。現在の異次元の金融緩和の影響でドル安が進み、2024年頃までは金価格の上昇が期待されます。
iDeCoでは推奨しませんが、余裕資金があれば特定口座で金を中期的に組み入れるのはおススメ出来ます。
僕もアセットアロケーションの5%程度は金ETF入れています。

おわりに

今回は債券・REIT・金についての解説でした。

個人的にiDeCoではおすすめはしない商品ばかりを集めてしまいました。
ただもちろんこれらに投資される方を否定するつもりもありませんし、投資はあくまで自己責任ですので、それはご了承ください。

債券・金のメリット・デメリット、REITの特徴などはiDeCoの回以外でももう少し深堀出来たらと思っていますので、ご興味ある方はしばしお待ちください。

次回は多分一番気になる人が多いであろう、海外株式を解説していきますので、そちらもお待ちください。

それでは本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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