楽天・米国株式トレンドプラス

ファンド紹介

今日は新しい投資信託商品のご紹介!

その名も『楽天・米国株式トレンドプラス』

通称:米株トレプラ

この表紙がカッコよすぎたので記事にしてみましたw

本ファンドの説明資料

https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/riusatp/pdf/riusatp_D.pdf

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コンセプト

米国の中長期的な成長を享受しながら、想定外のマーケットの急落に対する備えも併せ持つ!

長期で米国株式に投資頂くための機能をもった新しい投資信託です。

マーケット急落時に効果を発揮される戦略、それが『日中トレンド戦略』

急落にも備えながら、米国経済の中長期的な成長を享受する『米国株式トレンド戦略』

この合成ポートフォリオにより市場平均を上回るパフォーマンスを目指しているようです。

主なファンド情報

設定日 2021年4月6日

購入時手数料 3.3%(ネット証券では不要な所が多い)

信託財産留保額はありません

運用管理費用 年率0.5775%(税抜0.525%)

実質コスト 運用期間がないためまだ不明

償還日 無制限

アクティブファンドなので管理費用はこのくらいになるかな?という印象です。

安すぎず、高すぎずといったところかと思います。

バックテスト

2つの戦略を併用することで、市場平均を上回るパフォーマンスを目指しています。

過去の結果だと、このようなパフォーマンスが得られていたという情報です。

理論的には上昇相場では指数より上、下降相場でも指数よりも下落率を下げるということのようです。

具体的な戦略

『ベータ戦略』+『日中トレンド戦略』

ベータ戦略:純資産総額の100%程度相当をS&P500先物を実質的に保有する。(買い持ち)

日中トレンド戦略:米国株式市場の日中トレンドを捉えることで収益獲得目指し、S&P500先物オプション取引を活用する

原則1日4回、S&P500指数の前日引値から一定以上上昇すれば買い建て、一定以上下落すれば売り建てをするという戦略です。

また全てのオプションポジションは当該取引日の取引終了時までに解消します。

1回ごとに構築するポジション量はS&P500指数の騰落率の大きさに合わせて、純資産総額の7.5%~45%程度の買い或いは売り建てとなる。(最大で200%程度までポジション拡大することもある)

買いと売りの併存もあります。

騰落率が一定水準に満たない場合、ポジション構築は行わない。

※株価指数先物の買い建てと売り建てとは?

買い建て(ロング)、売り建て(ショート)

先物取引は、株式相場の見通しにもとづく投資に利用することができます。今後上昇すると予想した場合は先物を買建てる(ロング)取引を、下落すると予想した場合は売建てる(ショート)取引を行います。証拠金取引によるレバレッジ効果で、現物取引と比較して資金効率の高い投資が可能です。

この投資信託はこの預り金の100%程度はロングで保有している状態にしていて、毎日の市場が開いている間にレバレッジを使ってロングやショートを繰り返す戦略を取っていくという商品です。

『日中トレンド戦略』の発動条件は前日引値から±0.5%です。

『日中トレンド戦略』は大きな下落相場において、収益獲得が期待される戦略と説明されています。

類似商品を確認

似たような投資信託に

三井住友 米国株式デイリートレンドファンド【デイトレンド】

があります。

こちらのファンドは2020年10月から運用開始されています。

なおこちらのファンドは償還期限が決められています。(2030年3月11日)

ただ、こちらの商品は『日中トレンド戦略』のみのファンドであり

楽天・米国株式トレンドプラスと大きく違うのは、常に純資産総額の100%程度のS&P500 先物指数を保有していないという点です。

なので、純粋に『日中トレンド戦略』のみのパフォーマンスを図れるとも言えます。

このファンドのここまでのパフォーマンスは8%ほどマイナスとなっている。

この間のe Maxis SlimS&P500のリターンと比較すると

先物と現物での違いは若干ありますが、S&P500のパフォーマンスはやはり高いです。

これをアウトパフォームするのは、『日中トレンド戦略』が上を行っていなければ成立しませんが、圧倒的に負けています。

相場の状況次第では確かに大幅なアウトパフォームがあってもおかしくはありません。

ただ、現状でこのような成績を見てしまうと、通常のS&P500種指数、もしくはS&P500種指数のレバレッジETFに投資した方がいいような気はします。

感想

すごい個人的な感想なのですが、このファンドのように見栄えの良さそうな、凝った目論見書を作成しているファンドほど、よくよく見ていくと投資価値が薄いような感じがしています。(本当にただの主観です)

やはりインデックスファンドの目論見書は超シンプルですからね。

まあインデックスファンドは書くことが限られるだけとも言えるんですが。

『いい投資は退屈なものだ』

世界3大投資家の一人でイングランド銀行を潰した男の異名を持つ『ジョージ・ソロス氏』の言葉です。

この言葉は目論見書にも同じことが言える気がします。

長期資産形成の基本はインデックス投資がいいかと思います。

ただ、この投資手法が退屈だというのも分かります。

そんな人はサテライトとしてアクティブな投資をするのはいいと思います。

ただ、投資信託やETFでの運用であればしっかりと中身を把握して投資してもらいたいと思います。

個別株なら企業の財務状況や業績を把握するのと同様にです。

もちろん、インデックスファンドは不要!自分でポートフォリオを組んでいく!っていう人がいても良いとも思います。

投資はあくまで自己判断ですしね!

皆さんの充実した投資ライフを願います。

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございした。

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