S&P500とは

ファンド紹介

こんにちは。yoshiです。

S&P500の新規採用銘柄が発表されましたね。
今回こそ入るだろうと見込まれていた【テスラモーターズ】がまたしても見送りとなりました。
それもあって、9月8日の米国株式市場で、テスラ株は21%近く急落し、1日下落率の過去最大を記録してしまいました。

同株は9月に入って既に34%値を下げましたが、それでも年初から比べれば4倍近い値上がりをしていますし、時価総額も約3000億ドル(約32兆5000億円)と米国企業の時価総額ランキングではあのバフェット率いるバークシャーハサウェイを抜き、14位まで登っています。

今回のS&P500の採用銘柄発表は、テスラが入るだろうと見込んでいた投資家たちにとってショックだったと思います。僕はテスラ株は持っていないのですが、入るだろうと思っていたので驚きましたね。
実際、テスラは直近四半期の決算で黒字を出していましたし、要件は満たしたのかな?と思っていましたが、数字だけでは難しいのですかね?

そもそもS&P500の採用基準とは
①米国企業
②時価総額が53億ドル以上
③流動性が高く、浮動株が発行済み株式総数の50%以上
④4四半期連続で黒字の利益を維持していること

採用される企業があれば、除外される企業もある。
2002年から18年の17年間で、1年あたり平均28社(500社中4.6%)が入替対象になっています。
理由として
①M&Aや部門売却などの結果、入替対象となるケース【60%強】
②倒産や上場廃止により指数から外れる銘柄【4%】
③基準に合致しなくなったことで指数から外れる銘柄【30%強】

対して日経225は2001年以降で、1年あたり平均4.7社(225社中2.1%)となるが、実際には企業の合併統合などを理由にするものが多く、裁量的に入れ替えられたのは、1年あたり1.5社(225社中0.65%)です。

これらが意味するのは
『米国市場は、強いものだけが生き残っていく仕組みになっている!』
ということですね。

これはS&P500指数が現在の形になった1957年時点の500社のうち、現在も残っているのが14%以下なのをみても明らかです。
なので、現代を代表するGAFAMやFAANGも50年・100年後には分からないということですね。

こういった強い競争社会だからこそ、大きく成長しているのも事実です。

長期的に見て、今後も新たな成長企業が古い企業に取って換わりながら、更なる成長を続けていくことが期待されます。

日本の企業も、もっと生存競争をするようになれば同じような成長を辿れるのでしょうか?
制度などの違いもあるので、一概には言えませんが、出来れば日本株式市場へ投資をしたくなるような社会になっていって欲しいものです。

それでは本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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