企業型確定拠出年金② 日本株式

iDeCo&企業型DC
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One DC 国内株式インデックス

運用方針とターゲット指数
TOPIXに連動する投資成果を目標とする。

設定来チャート

設定来のパフォーマンスは「+29.55%」です。
株式100%にしては物足りないリターンかなと感じてしまいますね。
配当金は再投資方式が取られています。

国内大手企業への投資ファンドです。
日本の株式市場の成長が緩やかに思えます。それは日本以外の国・地域では名目GDPが伸び続けたが、日本の名目GDPは長く停滞を続けたことからと推測されます。過去20年、日本の実質GDPは緩やかに成長してきましたが、デフレ期間が長かったため、物価を加味した名目GDPは殆ど伸びてこなかったという歴史があります。

管理費用は約0.154%です。

個人的には今後も、日本の名目GDPの成長に強い確信を持てないですが、全く成長しないとか、衰退していくといった状況でもないので積立投資を上手に活用することにより、投資収益を得るという点では期待できそうだとも思います。

ニッセイ日経225インデックス

運用方針とターゲット指数
「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に国内の金融商品取引所上場株式に投資することにより、「日経平均株価(配当込)」の動きに連動する投資成果を目指す。

設定来のパフォーマンスは「+44.55%」です。
こちらも分配金再投資方式です。
TOPIX同様緩やかな右肩上がりになっています。過去から見ると大きなリターンは期待できませんが、安定した成績は上げている印象ですね。

組み入れ銘柄の上位は国内大企業ですがTOPIXと若干異なります。

管理費用は約0.1859%です。
直近のリターンはコロナの影響もありマイナスですが、長期で見ればプラスに動いています。TOPIXと同様の感想ですね。

フィディリティ・日本成長株

運用方針とターゲット指数
日本企業の成長力に注目し、広く日本市場全体に投資機会を求めるファンド。
個別企業を選別し、上昇率の見込める投資魅力の高い銘柄を選択する。
TOPIXよりも良いパフォーマンスを目指すアクティブファンド。

設定来のパフォーマンスは「+165.06%」
分配金再投資方式です。
インデックスファンドを大きくアウトパフォームしているように見えます。
ただこれは設定日の違いで同じ期間で見ると少し良いかやや劣ります。

TOPIXや日経225とはやはり違う構成ですね。
企業を調査・分析して選んだ結果なのだと思います。

ただし、このファンドの懸念点として、購入時手数料「上限3.3%」管理費用が約1.683%の高さがネックになります。

余程おおきなリターンの差が生まれればいいのですが、直近のパフォーマンスを見ると、これだけの手数料が掛かるのは長期投資にはお勧めできません。

せめて購入時手数料が掛からなければありかと思ったのですが、販売会社にもよりますし、そもそも設定されているものにはやはり手を出さない方がいいかと思います。

大和住銀DC日本バリュー株(DC黒潮)

運用方針とターゲット指数
日本株式の中から、各種投資指標により割安と判断される銘柄を重視し、中長期的な観点から個別企業のファンダメンタルズ分析により、投資銘柄を決定するアクティブファンド。

設定来のパフォーマンスは「+102.58%」
分配金再投資方式です。

TOPIXと似たような上位構成ですが、パフォーマンスに差があるように見えます。
これは設定日がかなり違うので、同じ期間で見ると比べると大差はありませんね。

こちらは管理費用が約1.672%です。

ここ3年ではマイナスリターンではあるので、あえてこういったアクティブファンドを選ばなくても良いかなと思います。
やはり、アクティブファンドよりはパッシブファンドで堅実な積立運用が無難かなと思います。

損保ジャパン グリーンオープン(ぶなの森)

運用方針とターゲット指数
日本の株式を主要投資対象とする。
ターゲット指数はTOPIXとし、これを上回る運用成績を目指すアクティブファンド。

設定来リターンは分配金再投資で「+45.41%」です。
こちらのファンドは分配金が出るタイプの商品なので、長期での資産の最大化を目指すのであれば再投資するべきですね。

構成銘柄はこのようになっています。

こちらのファンドも設定日の違いで、パフォーマンスが良いように見えますが、同じ期間で見ると、こちらはマイナスになっています。
やはりアクティブファンドは長期投資で選ぶのはリスクが大きいかなと思います。

こちらの購入時手数料が最大3.3%、管理費用が約1.65%です。
手数料の面から考えてもこちらは組み入れない方がいいかと思います。

ということで、今回は日本株式の紹介でした。
結論としてはこの中から日本株式を入れるなら、パッシブファンドである「One DC 国内株式インデックス」「ニッセイ日経225インデックス」のどちらかだと考えます。

ただ、パフォーマンスを見るとそこまでよくはないので、地域分散の中に日本を入れたい場合に外国株式や債券などと混ぜて20%など割合を決めて入れるのがいいと思いますね。

ということで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は外国株式の予定です!

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