企業型確定拠出年金③ 外国株式

iDeCo&企業型DC

では今回は外国株式です。早速始めていきます。

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みずほ信託外株インデックス

運用方針とターゲット指数
日本以外の世界の主要国の株式に分散投資し、リスクを抑えつつ信託財産の長期的な成長を目指す。ターゲット指数は「MSCIコクサイ」。

こちらのファンドのチャートが見当たらなかったので、ターゲット指数であるMSCIコクサイのチャートを参考にします。リーマンショックやドットコムバブル・コロナショックでの暴落はありますが、基本的には右肩上がりに成長しています。

また分配金再投資方式です。

組入れ上位銘柄はほぼ米国株で、10位にネスレ(スイス)が入っています。

買付手数料は無料で、管理費用は「0.275%」です。

MSCIコクサイのパフォーマンスは20年平均「5.8%」と十分なリターンがありますので、それと同様と考えればいいファンドだと思います。

管理費用も高すぎませんし、組み入れる価値は大いにあると思います。

DIAM新興国株式インデックス

運用方針とターゲット指数
主に海外の金融商品取引所に上場している株式に実質的に投資する。
ターゲット指数は「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」

設定来チャート

設定来パフォーマンスは「+40.44%」、5年リターン「+26.44%」、1年リターンは「+5%」です。

コロナショック前の水準にはまだ戻っていません。

株式に若干のREITが組み込まれています。
米国に本社を持つ新興国企業もありますので、国別比率に米国が35.1%入っています。
ケイマン諸島は税金対策で本社を置く会社が多くあります。
中国・台湾・韓国といったアジア諸国が入っています。

確かに直近のリターンはあまり大きくはありませんが、2000年代などは新興国株が大躍進した時代もあります。確かに中国の勢いはすごいですし、インドも人口増加によるGDP上昇、また生産・製造業の発展を国策として行っていく方針を出しています。

管理費用は「0.80%」です。

2000年代のような新興国ブームが再度到来することが期待できると考える人は、このファンドを組み入れるのも手かもしれません。ただ、やはりボラティリティが高くリスクも大きいので、リスク許容度次第ではありますが、組み入れ比率は30%までなど自分で決めて入れる方がいいかと思います。

DIAM外国株式オープン

運用方針とターゲット指数
日本を除く世界各国へ投資し、「MSCIコクサイ・インデックス」を長期的に上回る投資成果を目指した運用を行うアクティブファンド

設定来チャート

組入れ上位銘柄を見ると、MSCIコクサイとはかなり違い欧州が多く含まれる印象です。

管理費用は「1.89%」とアクティブファンドなのでこれくらいは掛かってきますね。
単純に「みずほ信託外株インデックス」の管理費用「0.275%」との差、「年1.6%」のパフォーマンスの差を出せるかということが重要になります。

みずほ信託外株インデックスのパフォーマンスが不透明でしたが、パッシブファンドであることを考えるとターゲット指数と大差はないはずです。
それと比べてこちらの商品も大きなリターン差はなさそうなので、あえてアクティブファンドを選ばなくてもいいかと思います。
ただこちらのファンドはMSCIコクサイとかなり違った構成銘柄比率で指数をアウトパフォームしようとするファンドですので、この分散が好みで期待が持てると考える方にはいいかとも思います。

個人的には長期投資では管理費用は低いに越したことはないと思うので、あえてアクティブファンドを選ばなくても良いかなとは思いますが、最終判断は個人に任せられますね。

今回は外国株式ファンドの紹介でした。
頂いた資料にはこの3ファンドしか外国株式ファンドがなかったので、今回は3つのみです。

個人的には長期投資であるならば外国株式1択という考えなので、この中のファンドから選びたいかなと思います。そして管理費用やパフォーマンスから見て「みずほ信託外株インデックス」が一番好みだなと思いました。

それでは本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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