企業型確定拠出年金① 国内外債券・REIT

iDeCo&企業型DC

こんにちは!yoshiです。
今回からはまた投資信託ファンド紹介シリーズを始めていきます!
これまで楽天証券のつみたてNISA・iDeCoの対象商品を紹介してきました。

今回は、オープンチャット内でたまに質問のある、企業型確定拠出年金のファンドのご紹介です。
オープンチャットについてはトップページの上部にリンクがありますので、ご興味あればぜひ遊びに来てください(管理人は僕じゃないけどw)

では早速始めていきます。シリーズ第1弾は「国内外債券」「J-REIT」です。
それではよろしくお願いいたします。

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三井住友TDC日債S

運用方針とターゲット指数
日本の公社債に投資。「NOMURA-BPI総合」に連動する投資成果を目指す。

設定来チャート(出典:HP・目論見書)

設定来の騰落率は「+26.23%」で債券らしいパフォーマンスを上げてくれていると思います。
債券はやはりボラティリティ(変動率)の安定感に優れますね。

債券ファンドですが投資家への分配金はなく、分配金再投資の方式です。

国債がメインの投資先です。現在は利率がかなり低いので、今後もこれまでのようなパフォーマンスを維持できるかは分かりません。

直近の年間収益率が-0.13%と悪く、金利次第ではこれが続く予想です。
おそらく2023年までは続く公算が高いです。(世界的金融緩和の延長の影響)

管理費用は約0.176%です。現状では持っているだけでマイナスになる計算です。
これを踏まえ、インフレリスクも考えると2016年(2.82%)くらいの収益率をコンスタントにあげてもらいたいですがどうなるでしょうか?

本来の債券は株式との相関係数が低い傾向にありましたが、最近は近づいてきています。
安全資産とも言いづらく、長期で見て金利上昇を予想するのであれば株式との比率を考えながら検討してみてもいいかもしれません。

大和投信DC外債インデックス

運用方針とターゲット指数
外国の公社債に投資し、投資成果を「FTSE世界国債インデックス(除く日本・ヘッジなし・円ベース)に連動。

設定来チャート

設定来の騰落率は「+98.29%」です。
国内債券に比べると約4倍近いリターンを出しています。
その分、若干ボラティリティは高いですが、株式に比べ安定はしているように見えます。
なお、こちらのファンドも分配金再投資方式ですね。

やはり外国債券となると、米国の割合が高いですね。
格付け別の構成を見ると、全て「A」以上なのでデフォルトリスクはかなり低い予想です。

しかしこちらも最近はどうしても債券パフォーマンスは悪いですね。
管理費用は約0.715%となっています。

こちらも金利上昇局面の到来を期待するかどうかですね。
株式との配分比率を考えて組み入れてみてもいいかもしれません。

大和投信DC新興国債券/DX

運用方針とターゲット指数
新興国通貨建ての債券に投資し、投資成果を「JPモルガンガバメントト・ボンド・インデックス エマージング・マーケッツ グローバル ダイバーシファイド(円換算)」に連動。

設定来チャート

設定来の騰落率は「+23.73%」と国内債券と同じ程度ですね。
またこちらも分配金再投資方式です。

構成は新興国なので、格付けが低いものの割合が増えます。格付けが低ければ、信用度も低いので投資家にお金を出してもらうために高めの金利を設定します。
その分デフォルト(不良債券)リスクも高まるのが注意点です。
また危険な兆候が見られると、売りが先行して基準価格が下がり利回りの低下にもつながります。

こちらも直近はマイナスになっています。
債券最終利回りが4.0%にはなっていますが、パフォーマンスは低くなっています。
これはコロナショックによる基準価格の下落の影響かと思います。

管理費用は約0.572%となっています。
コロナ収束後にはパフォーマンスの回復もあり得るかと思いますが、現状手を出さない方がいいかもしれませんね(2020年10月1日現在)

みずほUSハイイールド

運用方針とターゲット指数
主に米国の米ドル建ての高利回り債券(ハイイールド債)に投資を行う。(S&P社・ムーディーズ社)
ハイイールド債とは格付け・信用度の低い債券のことです。
ターゲット指数は「ICE BofAML・US・キャッシュペイ・ハイイールド・インデックス(円ベース)」

設定来チャート

設定来騰落率は「+139.44%」と圧倒的ですね。
ただし、コロナショックをもろに受けて2020年3月には約25%大暴落しています。
これは株式並みの暴落です。
またこちらも分配金再投資方式です。

USハイイールドと銘打ってますが、他の国も入っています。

他の債券と違わず、こちらも直近はマイナスですね。
その中でも特にマイナスが大きいです。どうしても大きなリターンを得ようとすれば大きな損失も覚悟しなければならないということが如実に表れていますね!

管理費用も約1.54%と高めに設定されています。
ポートフォリオの10%~20%などと決めて、保有するのは良いかもしれませんがこちらの100%はリスクが大きいかもしれません。こちらを100%にするなら株式100%がいいかと思います。

MHAMJ-REITインデF

運用方針とターゲット指数
日本の不動産投資信託証券(J-REIT)を主要投資対象とする。
J-REITとはホテルやビル・モールなどの不動産の詰め合わせパックみたいなものです。
少額から手間もなく不動産投資が出来る商品になっています。

設定来チャート

設定来のパフォーマンスは「+141.55%」と好成績を残しています。
不動産もコロナショックの影響を大きく受けています。その後の回復もまだ鈍いです。
外出規制の影響が大きいということですね。
またこちらも分配金再投資方式です。


国内の様々な不動産投資法人を組み入れています。

やはりコロナの影響で直近の成績は悪いですね。
2019年は成績もよく、とても人気商品でした。コロナ収束後にコロナ前のような外出や勤務体制が復活するようであれば、また再燃することも考えられます。
ただ、専門家の一部からはコロナ中に発展したeコマースやリモートワーク、オンライン会議などがこのまま続けば不動産ビジネスの終わりを迎える…といった話もあります。
こういった意見に同調するか、はたまたそんな未来はないと考えるかでここに投資するか否かは決まってくると思います。
ただ、投資するにしても100%ではなく、運用比率の20%以内に収めるなどのルールを設けた方がいいかと思います。

管理費用は約1.1%とやや高い印象です。
ただ設定来チャートで見ると、コロナ前の水準では200%(15年で3倍)のポテンシャルは魅力的だとも思います。繰り返しになりますが、ここは不動産ビジネスの将来性をどう考えるかによりますが、期待を持つ人は投資する価値はあるかなと思います。

次回は、国内株式を紹介していきます。
それでは本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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