今回ご紹介させて頂くのは、こちらの本です。
人気投資系ブロガーである、たぱぞうさんの初の書籍
『米国株超らくちん投資』
たぱぞうさんはブログも分かりやすくて初心者の方にもおススメです。
本書もつみたてNISAやiDeCoを始めてみようと考えている人や、既に始めているけど不安が残っている方などには読みやすいかと思います。
その内容について、簡単にまとめてみますので、興味を持っていただけたら、是非本書も手に取ってみて頂けたらと思います。
また、本書も『kindle unlimited』対象作品です。
目次
第1章:たぱぞうのお金の履歴書
第2章:だから米国株でお金が増える
第3章:米国株投資はインデックスか、個別株か
第4章:注目の投資信託、ETF
第5章:たぱぞうの注目銘柄厳選15
第6章:年代別オススメのポートフォリオはこれだ!
第7章:米国株投資の実践レッスン
このような構成になっています。
たぱぞう氏の紹介
1999年大学卒業、25歳から投資デビュー(おそらく2021年現在40代中盤)
本人曰く『少欲知足』(あまり物欲をもたず、僅かなもので満足する人)だそうです。
投資に力を入れている理由は「人生の選択肢を増やしたかったから」と仰られています。
つまりは経済的自立。仕事以外の選択肢を持っておくということですね。
経済的自立という言葉自体は後で知ったそうです。
最初は日本株短期投資(テクニカル分析メイン)で遠回りをしたと著者は語ります。
2008年に円高を機に米国株など海外投資を開始。
『米国企業の収益性と数字を意識した経営』に気づく。
2010年以降に米国個別株や新興国株で資産額を10倍程度に増やし、現在はETFや個別株分散投資、高配当投資で運用。
この経験から『米国株の積立ならリスクを抑えた投資が出来る』と確信したそうです。
・本当に良いと思ったETFや投資信託を持ち続ける
・毎日の株価チェックや売買タイミングを計る必要はない
・一部の投資好き以外は個別銘柄を選ぶ必要もない
(投資が趣味の一部で、楽しめて時間をかけられる人)
投資はリスクでなく、人生のリスク分散の方法である。
筆者が色々遠回りした結果、皆に伝えたい事がこの『らくちん投資』術ということです。
米国株を推奨する理由
・米国企業は株主を裏切ることが許されない
・人口増加しており、消費成長国である
・投資に見合った法整備がなされている
・ITイノベーションで世界経済の中心
・結果を出せない経営者は即交代
・日本は利益重視の企業が少なく、不正も多い
・新興国市場は経済成長と株価はリンクしない(高いインフレリスクなど)
・統計的に20年保有であれば負けない!
・米国株を通して、国際分散が可能である(売上構成がグローバル)
・日本に暮らす=日本円のポジションが高い(ドルを持つことで通貨分散する)
・米国株のみで不安ならオールカントリーでもOK!
・資産額に応じて、資産クラスの分散も視野に入れる
インデックス投資がおすすめ
インデックス投資であれば、最初からパッケージングされているので、初心者でも取り組みやすいです。
数字を楽しめる、投資感性がある、投資に時間が費やせる人は個別株やテーマ型などの攻めたETF向きとも言える。
ただ、ダウ30種を見ると、1932年以降から今まで残っている企業が『P&G』のみということを考える永続的な企業はほとんどないということです。
ということは個別銘柄を選定し、複数分散投資をしていても、入替を検討する必要があるということです。
そうしたことが趣味的に楽しめるか、そしてうまく出来るかどうかが個別株投資にするのかインデックス投資にするのかの大きな分かれ道です。
また企業分析が出来るから勝てるというものではないので、知識だけでなく独特の感性のようなものも必要です。
インデックス投資の方法
米国インデックスへの投資方法は「投資信託」「国内ETF」「海外ETF」などがあります。
中でも最も手軽なのが「投資信託」です
国内ETFは円で、海外ETFはドルで取引します。
投資信託は基準価額が1日1回だけ、ETFはリアルタイムに変動します。
同じ指数連動であれば大きくリターンは変わらないので、初心者さんには投資信託の積立購入が適しています。(一番らくちん)
ETFのメリットは機動的な売買、値下がりした時に買う、値上がりしたら売るといった短期的な取引に利用が可能です。
長期投資でも値下がり時にスポットで一気に買う!といったこともしやすく、中級者以上でこういった取引をしたい場合にはいいかもしれません。
投資を楽しみたくなったら、個性派の海外ETFも良いかと思います。
たぱぞうさんオススメのインデックス
・VTI:バンガード トータル ストック マーケット
米国全体約4000銘柄へ分散
投資信託なら『楽天VTI』、海外ETFなら『VTI』
・S&P500:スタンダード&プアーズ 500種指数
米国大型株式500銘柄へ分散
投資信託『e MAXIS Slim 米国株式』『SBI バンガード S&P500』など
国内ETF『1557』『1655』
海外ETF『VOO』『SPY』『IVV』
・高配当狙いならETF
海外ETF『VYM』『HDV』『SPYD』など
・成長分野に絞ったセクター型ETFも面白い
ヘルスケア海外ETF『VHT』
ハイテク海外ETF『VGT』
NASDAQ100ETF『QQQ』
半導体『SMH』『SOXX』など
初心者が避けた方がいい投資
『極端な一点集中投資』
これは筆者の体験からのお言葉です。
株式でも不動産でも暗号資産でも同様です。
個別株に投資するなら15銘柄程度への分散、投資信託やETFで幅広く分散した上で個別株に投資するという『コアサテライト』のスタンスを推奨しています。
ブログ読者からのQAコーナーも参考になる人も多いかと思います。
これは実際のたぱぞうさんのブログでもやっているので、そちらも参考になると思います。
(↑たぱぞうさんブログリンク)
それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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