e MAXIS NASDAQ100 誕生

ファンド紹介

2021年1月29日
e MAXIS シリーズに『NASDAQ100』インデックスファンドが誕生しました!

Slimシリーズではないので、管理費用は他の『NASDAQ100』インデックスファンドと同等の「0.44%」に設定されました。

設定したばかりなので、つみたてNISA対象ファンドではありませんが、特定口座枠で投資する価値があるのか否か?

今回はそんな『NASDAQ100』についてちょっとお話してみます。

それでは、よろしくお願いいたします。

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NASDAQ100指数とは

NASDAQ100指数とは、米国のナスダック市場に上場している金融を除く銘柄のうち、
流動性が高く時価総額の大きい約100社の株式で構成され、1985年1月31日を基準に算出された株価指数です。(目論見書より引用)

そもそもNASDAQ(ナスダック)とは、全米証券業協会が運営する株式市場の名称です。
1971年に始まった、世界初の電子株式市場です!

世界最大のベンチャー企業向けの株式市場で、日本の任天堂や日産自動車も上場しています。

他に米国の有名な証券取引所にNYSE(ニューヨーク証券取引所)があります。

こちらは世界最大の証券会社で優良有名企業が多数上場しています。

規模は2020年末時点で、およそ
NYSE:2680兆円 NASDAQ:1180兆円 東証:690兆円
となっています。

投資リスク

目論見書より引用

過去5年間と短い期間の比較ではありますが、リターンの最大値が他のインデックスよりも大きく、最小値が他の株式インデックスよりも小さいという非常に優秀な結果を残しています!

年率平均も16.4%と驚異的な数字です。

※あくまでベンチマーク指数の騰落率は参考情報であり、ファンドの運用実績ではありません。
様々な要因がはいり、ファンドとベンチマークの剥離が生じてきます。

信託期間は無制限
購入時手数料・信託財産留保額は共にありません。

運用管理費用は年率0.440%(税抜0.40%)以内
(隠れコストはまだ不明)

主な指標

株価チャート(S&P500と比較)

1985年~2020年

オレンジがNASDAQ100、青がS&P500チャートです。
騰落率比較で圧倒的にNASDAQ100がアウトパフォームしています。

2000年前半のドットコムバブルもかすむ成長ぶりですねw

今後もこの上昇率が続くのか⁉それとも今後は落ちてしますのか⁉
この辺りの判断は自己責任で!といか言えませんね(‘◇’)ゞ
(僕はまだまだ上昇していくことを期待して投資しています)

2020年2月4日現在のQQQ(NASDAQ100 ETF)の上位構成銘柄です。

現代の大型企業の中でも、今をときめく煌びやかな企業が勢ぞろいです。

大型企業:95% 中型企業:5%で小規模企業は含まれません!

配当利回りは0.55%(基本的には配当再投資の方針のファンド)
経費率が0.44%と考えると、単純な値上がり率は拾えそうです。
(まだ実質コストは不明なので絶対ではありません!)

セクター比率です。

yahoo finance (2021/2/1)

情報技術やCS(コミュニケーションサービス)などのハイテク分野のウェイトが高いのが特徴です。

ん?最初に「金融を除く」って書いてあったのに金融セクター入ってる?
全構成銘柄を眺めても金融はないのに・・・
比率的にペイパルを金融セクターに含めてるのかな?
ペイパルは情報技術セクターのはずですが・・・。(ちょっと不明でした)

投資する際の注意点

設立したばかりのファンドですので、純資産額がまだ7億円程度というのは懸念点です。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えられないといった問題がおき、インデックスからマイナス乖離してしまうリスクが高まります。

同じような理由で、個別銘柄だけで揃えることが難しいため、先物などを併用して運用しないといけないので経費率が下げにくいと言った事も起こります。

最も重要なのは、あまりに純資産額が低いままですと、繰上償還リスクが高まってしまいます
(繰上償還されると、投資家は強制的に売却するしかなくなる)

逆に順調に純資産額が伸びてくれば、成績もベンチマークに近づき、経費率も下がっていく可能性があります。

アクティブファンドの場合は、純資産額が増えすぎると本来のテーマと合わない投資対象にまで手を広げかねませんが、インデックス投資であればそこまで大きな問題にはならないかと思います。

目安としては10億円以上、出来れば50億円以上の純資産額があることが望ましいです。

ただ

e MAXIS シリーズであること・NASDAQ100指数であること

を考えると、すぐに伸びていくような気はします。

(同じ指数連動のi Free NASDAQ100は180億円突破しました。前年比10倍の伸び!)

最後に

e MAXIS を含むNASDAQ100インデックスファンドは十分に長期投資には向いているとは思います。

今後の成長に関しても、個人的には期待は持てると考えます。

但し、

・分散銘柄が約100銘柄とインデックスにしては少なめである

・ボラティリティ(変動率)が高い

・注目度が高まりすぎ、過熱感がある

この辺りを考えると、これ1本に集中するのは不安な気はします。

こちらに投資する際は、S&P500やVTI(全米株式)、全世界系インデックスをメインに据えた上での、サブファンドとしておくのがベターかと考えます。

1つの例としては、(楽天証券の場合)

①つみたてNISA:e MAXIS Slim オールカントリー 33,333円(46%)

②  iDeCo  :楽天全米株式インデックス 23,000円(32%)

③  特定口座  :e MAXIS NASDAQ100 16,667円(22%)

と、いった感じで始めてみるがいいかなと思います。

あとは個人のリスク許容度に合わせて、
特定口座で適切なファンド比率を調整して選んでいけばいいと思います。

それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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