全世界系の株価指数について、過去2つを御紹介しました。
今回は、全世界から日本を除いた株価指数である
『MSCI KOKUSAI Index』についてお話していこうと思います。
MSCI KOKUSAI Indexとは
日本を除く北米、西ヨーロッパ、日本を除くオセアニアなどの22か国の先進国株式を束ねた株価指数のことです。
【KOKUSAI(コクサイ)】と名付けられているように、この株価指数は日本用に作られたものなのです。
代表的な投資信託
こちらの株価指数に連動する投資信託で代表的なものは
【ニッセイ外国株式インデックスファンド】(管理費用:約0.1023%)
【e MAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド】(管理費用:約0.1023%)
この2つが代表格かと思います。
MSCI KOKUSAI の過去チャート


2005年から見ると、約3倍にまで上昇しています。
10年間の平均リターンで見ると、約10.33%、設定来平均リターン8.85%と高水準のリターンをもたらしています。
MSCI KOKUSAIの構成比率

国別の構成比率では米国が72%と圧倒的に高いです。
これはMSCI ACWIやFTSE GACIと比較して10%近く高い比率になっています。
日本と新興国が入っていない分、更に米国に比重が掛かった感じですね。

セクター分類は若干、情報技術セクターが高まっています。米国比率が高い分、S&P500に近い比率になっている気がしますね。

最後に構成上位銘柄です。
ここも、10銘柄中9銘柄が米国企業です。唯一、8番目にスイスのネスレが入っています。
まとめ
今回は、【MSCI KOKUSAI Index】について簡単な解説をさせて頂きました。
こちらの株価指数に連動する投資信託を購入することで、
①日本を除く先進国(約1300銘柄)に分散投資が出来る
②MACI ACWI や FTSE GACI との違いは、日本と新興国が含まれない
③現状は米国比率がどんどん上がっているが、他の先進国の成長にも乗ることが出来る
④この株価指数に連動するファンドも低コストでの運用が可能
【ニッセイ外国株式インデックスファンド】(管理費用:約0.1023%)
【e MAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド】(管理費用:約0.1023%)

この2つのファンドは現状全く同じパフォーマンスなので、この株価指数に賭けたい場合は、どちらのファンドを選択してもいいと思います。
それでは本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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