投資初級者からのステップアップ -4-

投資

前回までの話

(シリーズ1)

(シリーズ2)

(シリーズ3)

スポンサーリンク

投資はゴルフに似ている

ゴルフで18ホールすべてで上手くいくことはプロでも難しいです。

基本的には6ホールずつ良・並・悪があるといわれます。

流れや状況に応じてリスクの取り方も変えることが重要です。

また男子プロの試合は4日間で行われることが通常ですので、その中でも流れがあります。

日によってのコンディションや順位争いでもまた状況が変わってきます。

更にはプロともなると年間の賞金ランキングも気にしなければならないです。

そこには得意コースもあれば苦手コースもあるし、連戦では疲労も取れないので、どこで休みを入れるのかなど自分の優位性も考慮して戦わなければなりません。

その中で自分のスタイルを崩してはいけないので、平常心を保つメンタルも重要。

そしてずっと勝ち続けられる選手も稀です。

ジャック・ニクラウスやタイガー・ウッズのように長期的に輝く選手もいる中で、一年間は凄い活躍していたけど今は予選通過も難しくなったような選手も珍しくはありません。

このように短期・中期・長期の中で流れに応じた戦い方(スタイル)や、メンタル面に至るまでとても似ているなと思っています。

また、突然現れるカリスマ的アクティブファンドが1年で消えていくいうのも、とても似ていると思っています。

(ゴルフに興味ない方には申し訳なかったです)

集団心理と自己責任

誰もが長期的に良い成績を出せれば最高ですが、なかなかそうはいきません。

長期的な目標を達成するためには、短期的・中期的な目標も必要になると思います。

その目標に対して、積極的に勉強・分析し、上手くいっていない部分は反省し修正していく必要があります。

投資で失敗する原因のほとんどが「メンタル面」の問題だと言われています。

これは初級者ほど集団心理に流される方が楽だし、なにより安心してしまうからです。

①保有銘柄が予想が外れて、下がってしまう(買う時も他人の情報の鵜呑みの場合が多い)

②損切ポイントは決めていたが、他人のここが底値だから上がってくるという情報を信じる

③更に下がっても、何かしらポジティブな情報を探し回る

④売るに売れないほどの含み損を抱えて、泣く泣く退場、もしくは塩漬け

このようなパターンが典型です。

逆に含み益の時には、ちょっと儲かったからすぐに売ってしまう。

確かにどこまで利益が出るかは誰にも分かりませんが、利益をどこまでと予想していないと、損切のポイントも決められません。(利確ポイントよりも損切ポイントは低く設定したいから)

これでは、いくら勝率が高くても資産は減っていってしまうのです。

自分のお金を運用しているのですから、自己判断・自己責任の意識を持つべきだと思います。

自己判断・自己責任が徹底できないと投資は上達出来ないと考えます。

投資家に必要な気質

・素直

『ルールと規律」を守る。トレンドに合わせた売買、相場タイミングを間違えたと分かれば素直に損切。

・慎重

情報収集に積極的になることは必要ですが、それを鵜呑みにせず、咀嚼して慎重に飲み込むことが重要だと思います。それを飲み込み、分析・検証を納得するまで繰り返して答えを出す。

答えが出ないもの、納得できないものには無理に投資しなくてもいいのです。投資機会は次から次へとやってきます。

・謙虚

自分の投資法は完璧だ!と思うのは違うと思います。

勉強や経験や分析を続けていくうちに、様々な可能性も広がるし、相場も刻一刻と変わっていきます。

絶対的に正解という投資法が存在しないのを念頭に置き、常にアップデートしていくことが重要です。

だから、自分の投資法を他人に勧めることもしにくいから、本当にすごい人は自慢もしないと思います。

(続く↓)

コメント