2日連続の下げから、復活の火曜日となるか?
金融引き締めが明言されたことで、大きな上昇は期待できないにしても
少しでも好材料が出てくることに期待です。
それではよろしくお願いします。
米国10年債利回り
長期金利は今日も動きなしでした。
主要3指数(DOW/S&P500/NASDAQ)
三指数ともにほぼ1%の下げとなりました。
プレマーケットでは若干のプラスでしたが、寄り付きから急落。
日中はほぼ横ばいで推移して、そのまま大きな動きもなく引けています。
S&P500(SPY)の俯瞰チャートです。
ついに50日移動平均線を割ってしまいました。
こうなると次の支えは前回安値ラインです。
セクター別騰落率(FINVIZ)
セクター別で見ても、全てが下がっています。
特に石油エネルギーセクターがやられているのが目立ちます。
ドル円
ドル円は138.82円/1㌦と大きな動きは見せませんでした。
主要なニュース
『8月の米国消費者信頼感指数』(予想より上回れば買い材料とされる)
予想:97.4 結果:103.2(7月結果:95.3)
これまで大きな下げを続けていましたが、若干回復。
市場予想も上回る結果となりました。
原油価格の高騰が落ち着いたことが、要因と見られます。
ただ、景気悪化への警戒感は根強く残っていると考えられます。
『米国雇用動態調査(JOLTS)』
予想:10.475M 結果:11.239M(前回結果:11.040M)
未だに強い人手不足が続いています。
これを受けて、賃金インフレが更に懸念される材料となってしまいました。
賃金が上がれば、それに伴い物価も上がるためインフレ率抑制には悪影響となります。
『株安はまだ続くか?』
上記の経済指標の結果や、ニューヨーク連銀総裁の『2023年の利下げを想定していない』との発言を受け、利上げ懸念と景気後退の加速警戒感が強まっていると考えられます。
先週金曜日から、S&P500は3営業日連続下落。
このままいくと、-5%ルール発動もあり得る展開です。
『市場全体に恐怖が足りない』とも見られ、今回のジャクソンホール会議でのパウエル議長の政策強行の意思を市場が受け止めきるまでは、もう一段、二段階の下げも懸念される状況です。
インデックスファンドへの投資であれば、定期積立&ルール買い増しでOKだと思いますが、
個別株投資では『利益の出ていない会社』いわゆるハイパーグロース株は避けるべき展開だと考えます。
今、投資対象とすべきは、しっかりと利益を出している会社や配当金をしっかりと出せる会社かなと思います。
おわりに
先々週くらいまでは市場もようやく底を付けて、上昇トレンド入りかと思いきや、
やはりインフレ対策にしっかりとした見通しが立たないと、厳しい状況ですね。
インフレ率の抑制には実経済が大きなダメージを受けることが必須だと考えられます。
例えば『失業率の上昇』『住宅金利など家計に直撃する金利上場』などです。
米国の住宅金利に関しては、すでに大きな上昇を伴っていますし、併せて家賃上昇も大きくなっています。
ただ失業率に関してはかなり低い水準がキープされていますので、不謹慎ではありますがそこが悪化してこないとインフレ率の抑制は難しいのかもしれません。
ということで今回は以上です!
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