はじめに
こんにちわ!yoshiです。
今回はレバレッジ型投資信託は『一括購入』と『積立(時間分散)』がどっちがいいのか?
これについてバックテストしていきます。
個人的にはレバレッジ型は『積立(時間分散)』で取得価格を平均化することでリスクを下げられると考えています。
そう考えると、逆に『一括投資』の方がリスクが高い=リターンも高まる可能性があるとも思います。
一体どっちが良かったのか?
それではよろしくお願い致します。
i free レバレッジ NASDAQ100 概要
NASDAQ100については別ファンドですがこちらの関連記事をどうぞ。
このファンドは『日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度』になることを目指しています。
なぜこのような事が可能かというと、『株式の組入総額』+『株価指数先物取引』の買建玉の時価総額の合計が、信託財産の2倍程度になるように調整しているからです。
レバレッジ型への投資の注意点はこちらの記事をどうぞ。
購入時手数料:販売業者が別に定める率(税込上限)2.2%
※ネット証券ではノーロードがほとんど
信託財産留保額:なし
運用管理費用:年率0.99%(税込)
内訳 委託会社:年率0.435%
販売会社:年率0.435%
委託会社:年率0.030%
バックテスト条件設定
今回は『i free レバレッジ NASDAQ100』の設定来からのバックテストです。

設定は2018年10月19日でしたので、約2年10カ月の結果です。
条件は以下の通りです。
条件①:100万円一括投資
条件②:5万円20分割投資(20か月分散)
条件③:10万円10分割投資(10か月分散)
条件④:20万円5分割投資(5か月分散)
結果
試算期間は2018年10月から2021年8月11日まで
2019年1月18日から2021年8月11日まで
2020年1月20日から2021年8月11日までです。
※2020年1月からだと19分割しか出来ないので、毎月52,631円積立にしています。
最終的に2021年8月11日の評価額を示します。
100万円一括 | 5万円20分割 | 10万円10分割 | 20万円5分割 | |
2018年10月開始 | 3,585,041円 | 3,216,848円 | 3,590,053円 | 3,925,451円 |
2019年1月開始 | 4,111,697円 | 2,909,295円 | 3,360,788円 | 3,564,950円 |
2020年1月開始 | 2,340,034円 | 1,780,695円 | 2,243,860円 | 2,699,753円 |
このような結果になりました。
結論
開始時期によって変わるので、一括投資と分割投資で一概にどっちがいいとは言えなさそうです。
と言っても、どれも十分なリターンは得られていますね!
その分リスクは高いですが、サテライトの投資対象としては面白いかと思います。
特に2019年1月あたりはこのファンドでの底値付近だったので、このタイミングでの一括投資がベストな結果にはなっていますが、これは後付けの話です。
タイミングはその時には分かりませんからね・・・。
この結果から結論を出すなら、一括投資でも大丈夫だが道中は含み損を大きく抱える可能性もある。
分割投資でリスクを抑えるのもいいが、あまり細かい分散だとリターンは相応に減ってしまう。
間をとって、5分割から10分割くらいであれば意外といい感じのリスクとリターンになったかも!
といった感じですかね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
個人的には、余程の余裕がある人以外は、投入金額を5分割~12分割くらいで投入していくのが無難であると思いました。
ハイボラティリティは怖すぎる!って人はそもそもレバレッジ型に手を出さない方がいいかもしれませんが、どうしても入りたいならなるべく分散して小さく入るのが良さそうです!
まだそこまで設定来の長いファンドではないので、シミュレーションとしての信頼性はあまり高くはないですが、参考程度にはなるかと思います。
需要があればTQQQ(NASDAQ100 3倍レバレッジETF)の方が歴史が長いので、そちらのシミュレーションも今度行ってみようと思います。
それでは、本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
”投資はあくまで自己判断・自己責任でお願いいたします”
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